スーパーの帰り道、国道沿いに新しく出来た家具屋に、ふらりと吸い寄せられるように友子は入っていった。
あまり混雑していない店内には新しい家具の香りで満ちていたのだった。
旦那がソファーをほしがっていたのを思い出し、見に行こうとしたら
高級ベッドに目がとまった。
「あら、なんて素敵なベッド!!」
ダブルベッドに思わずゴロリと友子は寝転んだ。
とてもやわらかい良いベッドが心地よく、友子は思わず目を閉じた。
それからどれくらいの時間が流れたのだろうか
友子が目を覚ますと、既に店は薄暗くなっていた。
「あらやだ、寝てしまったのかしら??」
友子が途方にくれていると、店員らしき男性がやってきた。
「お客様、お目覚めになられましたか。」
「あらやだ、すいません、私ったら・・・。」
「いいんですよ、寝心地はどうでしたか?」
「こんなにぐっすりと眠ったのひさしぶりだわ!!」
時計を見たら夕方の5時半だった。
「実はこのベッド、僕が設計したんですよ。よく眠れたようで嬉しいです。」
店員はそういうと、友子の隣に座った。
全身から漂う木の匂い、そしてレッサーパンダのような端正な顔立ち。
友子を見つめてにっこりと笑ったのだった。
友子は照れてポっと赤くなった。
「次は、僕も試してみてください!!!」
そう言うと、店員は友子に抱きついたのだった。
友子は全身の力が抜けてしまって、抵抗するすべを失ってしまったのだった。
それよりも端正なベッド職人の彼の肉体があまりに刺激的すぎたのだ。
「いいわ、私が脱がせてあげるわ!!」
友子はそういうと、店員のシャツのボタンをひとつひとつはずしていったのだった。
「なんて素敵な肉体なのかしら、すごいカラダだわ」
友子は思わず声に出していってしまった。
「いつも家具のことばかりで、自然と鍛えられてしまうんです・・・アッ」
店員が答えている間に、友子は店員のブリーフの上から、そのふくらみを撫でたのだった。
「大きいわ・・・・。」
「お客さん・・・こんな綺麗な人に触ってもらうの初めてなんです。」
聞けば、店員は家具の作成に没頭するあまり、まったく女性に縁のない生活を送ってきていたのだそうだ。
友子は大急ぎで自分の服を脱ぐと、豊満な胸で店員の顔を挟んだのだった。
「アッ」
「ベッドは、こういう使い方もあるのよ!!研究なさい!!!」
友子の豊満な胸にすっかり魅了された店員は、まるで獣のようになり、その後、友子の体をむさぼったのだった。
その店員が、フランスでの家具職人コンテストで優勝したのは、それから7年後の話である。
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