ジンバブエの列車事故で緑川が急死して一年がたった。 あのおぞましい事故から一年。和子は今でもたまに緑川の執拗なセックスを思い出し その午後、和子は家でひとり、編み物をしていた。 「緑川さん・・・・・。」 和子が深いため息をついたその時、玄関のチャイムが鳴った。 「・・・はい?」 今年高校3年生になる昌也は、緑川に似て手先が器用で、緑川の後を継げるくらいの、ニットの天才であり お茶を少しだけ飲むと、昌也は言った。 それは、マフラーだった。 「アッ・・・・・。」 広げたマフラーには 「KAZUKO・E」 なんとそのマフラーには、大きく和子の名前が編みこんであったのだ。 「これは・・・・私の・・・・。」 和子の目から、涙が溢れてきた。 和子の涙は止まらなかった。思わず、昌也の胸に飛び込んで、そして泣いたのだった。 そして昌也の胸でひとしきり泣いた和子は、昌也に語りかけた。 「アッ」 昌也は紫色のセーターをきていた。そして、胸には 「KAZUKO・E」 背中には大きなハートが描かれていた。 「僕、がんばって編んだんです」 まるで引き寄せられるように、和子は昌也の唇に吸い付いた。 乳首を激しく責めたてながら、和子は昌也のジーンズにそっと触れた。
PR 団地の一斉清掃に借り出された和子は疲れきっていた。 ところが、掃除の集合場所に緑川はこなかった。 「遠藤さんじゃないですか。」 慎也が去ってからも、和子の胸の鼓動はおさまらなかった。 「いけないわ、息子より年下の子供に何をやってるのかしら、私ったら。」 和子は沸いてくるその欲望を押さえ込みながら、必死で清掃にはげんだ。 清掃も終盤になり、和子はゴミの詰まったたくさんの袋を集積所へ運んでいた。そのときだった。 夢の中、和子は緑川に犯されていた。ねっとりとしつこく攻められながらも、和子は何度も絶頂を迎えるのがいつものセックスだった。 そこは、緑川の家の北の部屋だった。 いつもの緑川との部屋で、慎也とふたりきり、和子はまた失神しそうなほど胸が高鳴っていた。 麦茶を片手に慎也が戻ってきた。 「慎也君・・・・私も慎也君が好きよ。」 和子はそれだけ言うと、たまらなくなって慎也のズボンを脱がし始めた。 時には和子がリードしながら、慎也とのセックスは夜まで続いた。 それから30年、板前となった慎也がニューヨークで初めての「合法的な女体盛り専門店」を開業したニュースを新聞で読み
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